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First registered Mark X in BC. 北米第一号?マークX。 

English Translation

Coming Soon.


・Mark2の後継車MarkX

 マークXと言えば日本各地のカーミートでよく見かける、VIPスタイル、ドレスアップの定番ベース車両であり、覆面パトカーとしても有名。トヨペットコロナとクラウンの中間車格として1968年に販売された大ヒット車マーク2の後継セダンであり、初代マーク2から数えて10代目にあたる。この10代目を1つの区切りとして、マーク2改めてローマ数字の10=Xが名前に採用された。


 

 前置きはさておき、マークXは機会があったら絶対に持ってきたいと思っていた車。カナダに来た初めの頃、カーショー、カーミートに連れていってもらって何か違うなと思った事、それは、馴染みの車がいない!と、皆だいたい同じ車に乗っている!という事。もちろんそれが悪いとも思っていないし北米スタイルの改造が好きでかっこいいと個人的には思っている自分からすればなんてこともないけど、こんなのがいたら日本っぽいな、そんなことが動機。案の定、カナダに持って来て車を登録してみれば、ICBCのデータベースには全く無く、このマークXがBC州初だと!


 

・V6

 そんなWanganDirectが持ってきたマークXは250G、FRモデル。車両重量1500kgに排気量2.5Lの直噴 V6DOHC カタログ値、最高出力215PS/6400RPM、最大トル26.5kgm/3800RPMを発生する4GRエンジンが搭載されている。欧州車でいうところの排気量 2.5L 直6DOHC のBMW E90 325iが同じ車格として挙げられる。ライバル車は2001年に先に発売された排気量 2.5L V6 DOHC の日産V35スカイライン。

markx canada
Mark X @M_25391_8 V35 @shoon151
 

 走りの面、特に発進時の加速の素早さは流石軽量ボディに2.5LのV6エンジンと言えるほど軽々しい。試しに全開でアクセルを入れてみればリアタイヤが、キュキュッっと音を立てて軽くホイルスピンをするが、直ぐにトラクションコントロールが働いて、暴れる事も無くすんなりと発進できる。トランスミッションは6速AT、シフトノブをDポジションから右に倒せばSモード、いわゆるMTモードに切り替わる。MTモード中のギアは、メーター中央に設定されたディスプレイに表示され、これが何ともスポーティー。加えて中央コンソールに設定されたPWRボタンを押せばアクセルに対しての加速反応が素早くなり、低いギアで伸ばす傾向になる。力強くてレスポンスのいいダイレクトな走りを味わう事ができる。アクセルを踏み込めば今まで燃費の為に隠してた、本当のパワーが体験でき、これがまた楽しい。一方でPWRボタンの下にはSNOWボタンが備わっていて、PWRモードとは真逆のトルクを抑えたマイルドなドライビングフィールに切り替わる。これは雪の降るカナダには嬉しい機能。実施、雪の降った日に少しドライブに行ってみたが(サマータイヤに雪は既に除雪されていた路面)怖さは無かった。

 

・高級スポーツセダン 

 クラウン、レクサスGSとプラットフォームを共有しているマークXの室内は広く、ふかふかのシートに、左右で異なる温度設定が可能なエアコンを装備して快適そのものである。一方でルーフが低く正面の"X"から後ろに流れるような曲線を描くボディはスポーツセダンとしてうなずけるシルエットだ。WanganDirectのマークXは前後TENBAのエアロをまとい高級スポーツ感が違和感なく増している。また20インチのStich PL-01の輝くステンレスリムはボディ随所に使われているシルバーと上手くマッチしていて特にサイドウインドウ周りとドアノブのシルバーと合っている。ローダウンサスペンションで丁度よく下がっているボディーに大径ホイール、面も決まっているが、通常ローダウンするとありがちな跳ね、ゴツゴツ感は全く無く、ダンパーとサスペンションがしっかりと衝撃を吸収していて、快適さには驚いた。

 

・豊富なパーツから作れる車 

 だいたいトヨタの車は80点で出来ていると言われるが、まさにこの車も、特に不満も無く、操作も簡単で、収納も充分にあって、高級感もありつつ、楽しく普通に普段使いできる車を作れる所は凄いポイントではないだろうか。残りの20点はオーナー自身で100点にする事がトヨタの狙いであると聞いたことがある。

 もし、自分がこの車を改造する事になったら先ずはマフラーは交換。現在の合法仕様でも充分だけれど、やっぱりV6の音を響かせたい。次にテールライトは純正クリアレンズカスタム、無難に78worksのLEDテールライトもあり。それとブレーキローター、キャリパー交換。エンブレム無しグリルへの交換だが、自分的には純正のXが好きなので無し。最後に1番言いたかった事、もしドリフターならMT化とLSD!MTキットはSARDからLSDはCusco、Kaazから販売されている。

markx import canada
 

・最後に 

 トヨタは大きな変革期を迎えている。残念ながらクラウン、マークXは2019年に生産が終了となった。レクサスとの差別化、電気、エコ、小排気量への切り替えが理由であろう。今後、2.5/3.0LのV6、6速トランスミッションのセダンなどはトヨタから販売される事はないと言い切れる。この機会に乗りたい1台。




 



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